知る人ぞ知る、ブラックフィンガー・コンプレッサーをコンパクトに使いやすく。
これにしか出せない音が確実にある。
 
元はっぴぃえんどのギタリスト鈴木茂氏が1st.ソロ作の名盤”バンドワゴン”以降、1970年代に”ティンパンアレー”として大滝詠一、細野晴臣、荒井由美、吉田美奈子、矢野顕子、小坂忠、などの数々の名演で使用したとされるのがブラックフィンガー。電池２個の±9V電源など、使いにくい仕様を改善、さらに低かったアウトプット・ゲインをパワーアップして現代でも通用する製品に仕上げました。
aldente-effects は実機を研究し尽くしました。あの素晴らしいサウンドが、最高の状態でしかも完全ハンドメイドで提供されます。
 
解説
ブラックフィンガーコンプレッサーは、1970年代にダイナコンプと並んでレジェンドたちが使用したコンプレッサーです。
あまり現代では知られていないこの機種は（現行の真空管のコンプレッサーとは全く違います）、独特の粘りと限界までの圧縮感があり、ダイナコンプやロスコンプとはまた違った、ソフトなアタックのコンプレッションを可能にします。また、特筆すべきはトーン・コントロールの搭載です。これにより幅広いサウンド・メイキングが可能となり、図太いサウンドから、クリスピーでいてチャキチャキしたサウンドまで対応できます。
 
現代的なアプローチとしては、本製品 Brown Finger Compressor とヴォリュームペダル、そして、コーラス・モジュレーションの掛かるディレイを合わせて使用する演奏方法が挙げられます.
特に、バラードなど、静かな曲のソロ・パートなどには、不可欠な音色となるでしょう.また、ドライ信号とディレイの成分のみを2台のアンプに分けて出力すれば、さらに夢見心地なサウンドを得ることが出来るでしょう.
 
CA3080オペ・アンプは希少なヴィンテージ RCA canタイプ、アレン・ブラッドリィ抵抗、入手困難なオリジナルと同様のトランジスタ、配線材には Belden、半田は kester44 を使用。
プリント基板は、弱点だった細いパターンを出来る限り太いパターンに改善し、基板抵抗を最小減に留めています。